修験者の道、山の暮らし、狩猟文化 話者:岩本泉治氏 (NPO森と人のネットワーク・奈良) 主催:NPO環境技術支援センター 共催:環境技術学会 日時:2月14日(水) 19:00ー20:30 会場:大阪駅前第3ビル19階(大阪産業大学サテライト) 会費:上記どちらかの会員1000円、 会員でない方は、2000円 申込:メールで NPO環境技術支援センターまで(氏名、所属or会員資格、TEL) |
| 高野山、吉野・大峰と熊野三山の紀伊山地の霊場を巡る道は、昔は、修験者が辿る道だったという。2004年、熊野古道はその歴史的価値が認められ世界遺産に登録された。 ところが、今回お話しいただく岩本さん達によれば、世界遺産に登録されたのは登山道であって、かつて修験者が通った修行の道ではない、「奥駆けの道」とは違うものだという。山のピークを踏んで縦走していかなければ行(ぎょう)にはならないのだが、現在では修行僧でも知る人は少ないそうだ。 このままでは本当の歴史的遺産が消えてしまうと考えて、大峰山系の山里に住む岩本さんは、山伏だったお祖父さんと歩いた「奥駆けの道」の記憶を掘り起こす活動をおこなっている。 では、里山ではない山里の暮らしとはどんなものなのだろうか。旅行などするときに、今でもはるかな山の中腹に小さな集落を望むことがあるが、それが山里なのだそうだ。そこには修験道の記憶を身体に刻み込んで山の暮らしを続ける少数の人がいる。里山との一番大きな違いは水田がないということだという。今でもヒエやキビが穀物として重宝され、焼き畑農業を行うところもあるとそうだ。 また、かつて山の暮らしで一番重要であったのは狩猟なのだそうだ。なぜなら、山には人間同様に実りの季節を待っている猿や鹿や熊やイノシシがいるからである。鉄砲の弾を作り、ケモノの追い込み方を伝承し、パートナーの猟犬を育てることはそのまま狩猟文化となって、川下に住む私たちの知らない知識や技術を山里に育んできた。 この機会に、都市化した現代社会で生活する私たちが失った多くの工夫や技術や、生きる知恵を山里の暮らしに学びたいと考える。 来る2月14日、岩本さんをお迎えして、山里の暮らしについてお話しいただく機会を設けます。ぜひ多くの方に聴いて頂きたくここにご案内致します。 SCET NPO環境技術支援センター |